女性にはいろいろな悩みがありますが、デリケートゾーンのにおいは人に言えない悩みです。
デリケートゾーンのにおいでどんな病気にかかっているかわかることがあります。
その時は、おりものの状態もちがってきます。
病気別にデリケートゾーンの臭いの変化とおりものの違いなどをお話しします。
デリケートゾーンのにおいの原因
- 汗が原因で臭う場合
- 病気が原因で臭う場合
- 膣内に異物が入っている場合
汗が原因で臭う場合
デリケートゾーンはもともとワキガの原因になってしまうアポクリン腺という汗腺があり、高温多湿の部分ですので雑菌が繁殖しやすく臭いが発生しやすい部位といえます。
このような汗が原因で臭う場合には、
- 通気性の良い下着を身につける
- 足を締め付けない衣類を着る
- トイレに行ったらビデ機能を使って清潔に保ったりする
- 生理中などはこまめにナプキンを交換する
などの対策を行うことで軽減することができます。
病気が原因の場合
汗が原因でない場合は病気の可能性もあります。
いつもは臭いを感じないのに、いきなり強く感じてしまったり、性交時やその後にパートナーについて指摘されたことのあるというケースは一度婦人科などで検査をしてみることをオススメします。
臭うだけではなく、おりものの量が急に増えたり色が変わるなどの時には特に要注意です。
悪臭だと感じた場合には、子宮頸がんや子宮内膜炎、淋病、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎などの病気になっている可能性があります。
おりもののの色が変わる病気には、
- カンジタ膣炎
- クラミジア
- 淋病
- トリコモナス膣炎
- 子宮内膜炎
があります。
カンジダ膣炎
白いぽろぽろの状態になっている場合にはカンジダ膣炎である可能性も考えられます。
体調不良や疲労時、ストレスなどで体力が低下している時に発症することがあります。
カンジダ病になると、陰部のかゆみが出るのも特徴の一つです。
クラミジア
クラミジア感染症はおりものが黄色くなったり、量が増えて、排尿の時に痛みなどが出てきます。
性感染症の一つで、放っておくと子宮頸管炎や卵管炎などの症状を引き起こし、悪化すると不妊症につながることもあります。
淋病
淋病も臭いが強くなってしまう病気です。
おりものも、黄色っぽい膿のようなおりものが出てきますが、感染後3〜9日程度経ってから異常が現れます。
進行すると発熱や下腹部痛、不妊の原因となり、目に感染すると失明することもケースも考えれます。
トリコモナス膣炎
トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫によって引き起こされる感染症です。
感染して数週間しますと、黄色みがかった泡状の匂いの強いおりものが出てきて、同時に膣や外陰部に強い痒みを生じます。
尿道に感染することもありその場合は膀胱炎のような感じになります。
悪化すると免疫力が低下してしまい、進行すると膀胱炎や骨盤内感染症等ひきおこす恐れがあります。
子宮内膜炎
子宮内膜炎などの炎症は、細菌によって引き起こされます。
悪臭のでる膿のようなおりものが続いて、発熱や下腹部痛が出ることもあるため注意が必要です。
様々な病気がありますが、病気以外でも臭ってしまう原因があります。
膣内に異物が入っている場合
タンポンやコンドームが膣内に入ったままですと、黄色いおりものが出たり臭ったりしてしまいます。
さらにかゆみが伴う場合には免疫力が低下して雑菌が増殖している可能性もあり、これも病気のリスクを高めてしまうことにつながります。
デリケートゾーンが臭ってしまう場合には、まず対処としては清潔な状態を保つように心がけることが大切です。
デリケートゾーン専用の低刺激な石鹸などを使って洗ったり、陰毛を処理するのも臭うのを軽減することになります。
まとめ
デリケートゾーンのにおいは悩みの種ですが、今日お話ししたように織物の異常や臭いで体の異常がわかります。
体はきちんと以上を教えてくれます。
臭いが強くなったりおりものの異常がある場合には、病気かもしれないと考えて病院に行って検査することが重要です。
病気が見つかった場合には、適切に治療することが臭うのを改善することにもつながっていきます。病気が治ったら、デリケートゾーンは優しくお手入れするようにしましょう。
デリケートソーンは刺激のある石鹸で洗ってはいけません。刺激が少ない泡石鹸で包むように洗いましょう。また、クリームなどで、保湿を保つようにしましょう。
だんだん状態が良くなってくるのが自分でもわかると思います。