デリケートゾーンは、ちょっとしたことで肌トラブルになってしまいます。
例えば、生活環境が変わったことや悩み事を抱えていることなどでも、デリケートゾーンにできものができる原因になります。
デリケートゾーンに、できものができても、場所が場所なだけになかなか人に相談しにくく、正しい対処ができないケースが多いようです。
肌がかなり敏感なので間違った方法を続けると大変なことになりかねません。正しい対処法でデリケートゾーンの悩みを解消しましょう。
デリケートゾーンのできものができると痛い場合や痒い場合がありますが、今日は痛痒い場合のことをお話しします。
デリケートゾーンが痛痒い場合
通気性が悪い下着などを使用している場合
デリケートゾーンは、ほかの部分よりも肌が弱い上、常に下着やボトムスに隠れてむれがちになるので、こういった症状が現れることがあります。
通気性が悪いためにおこるなら、下着はオーガニックコットンやシルクなどの天然素材で通気性が良いものを身に着け、ボトムスはデニムなどの通気性の悪いものは避けてできれば、スカートをはくことで対処できます。
ただ、通気性だけが問題でない場合もあります。
間違った脱毛法やにおい対策
デリケートゾーンは肌が敏感なため、腕や足などに比べると比較的濃い体毛が生えています。水着を着るときだけでなく、今では身だしなみとしてアンダーヘアを処理するのが当たり前となっています。
しかし、アンダーヘアの処理方法が問題でデリケートゾーがン痛痒い状態になるケースがあります。
というのはこの部分は肌が敏感なので、腕や足のような処理方法では肌に大きな刺激となって肌トラブルになる可能性が高いからです。
カミソリや毛抜きを使ったムダ毛処理をしているなら、それが痛痒い原因と考えていいでしょう。
できれば光脱毛やレーザー脱毛などの肌へ負担が少ない脱毛法にかえるべきですが、いろいろな事情からできない方もいらっしゃるでしょう。
それでもアンダーヘアの処理はしないといけません。
剃刀や毛抜きを使った処理の方法しか選択できない人は、処理したのちに、とにかく保湿をすることです。
とにかく保湿をしてみましょう。
痒みを抑えるのに保湿するのは方法が違うのではと考える方がいらっつしゃるかもしれませんが、実はこれはとても効果があるのです。
肌は外側から角質、真皮、皮下組織という層構造をなしています。
その中で一番外側の角質は外部刺激から肌が深刻なダメージを受けることを防ぐバリア機能を果たしています。
この機能を果たすには肌には潤いが必要となってくるのです。
つまり潤い不足の乾燥肌ではバリア機能が正常に機能せず、外部刺激をはねのけることができずに、そのまま受けることになり、それが痒みに繋がるわけです。
そこで乾燥肌に潤いを与えることでバリア機能が正常化し、刺激を直に受けることはなくなり、痒みも軽減するというわけです。
どんな薬を飲めばいいの?
デリケートゾーンの痛痒さを解消するには、肌の潤いを回復させればいいわけですが、薬を使用する場合は、具体的にどんな薬を飲めばいいのでしょうか?
炎症を起こしている場合
痒いを通りこして炎症を起こしている場合は炎症を抑える薬を飲みましょう。まずは炎症を抑えることに努めます。
この場合は婦人科を受診しましょう。お薬を処方してもらったら炎症がおさまっても、いただいた日数分はきちんと飲むようにしましょう。
同時に、かゆみを押える軟膏を処方してもらいましょう。
病院に行かずに様子を見たい場合は、2日くらいで痛みが治まったら、市販薬の軟膏を使ってもいいでしょう。
デリケートゾーンの痒みを抑える軟膏やスプレーなどが販売されているので、そういったものを利用しま」しょう。
人気があるのが小林製薬のフェミニーナ軟膏です。クリームタイプの「フェミニーナ軟膏S」と、ジェルタイプの「フェミニーナジェル」、そして手を汚さずに使える「フェミニーナミスト」の3種類から、好みのタイプを選べるようになっています。
ミストには携帯用もあるので、外出先で気になった時もトイレで気軽に使えて便利ですよ。
フェミニーナ軟膏S
しみない・ベタつかないのが嬉しい。
小さいのは15gのも用意されているのでポーチの中に入れとけば、いつでも慌てなくてOK。
フェミニーナミスト
(第2類医薬品) 小林製薬 フェミニーナミスト (30mL)
シュッとスプレーするだけで、患部に触らず、手を汚さずに使えます。
間違っても利用してはいけないのが、虫刺され用の痒み止めです。
肌への刺激が強いので、肌が敏感なデリケートゾーンの痒みには適していないので気を付けてください。
まとめ
デリケートゾーンにできものができて痛痒いときは、保湿を十分に行い2日程様子を見ましょう。痛みが取れたら市販のデリケートゾーン用のかゆみ止めを使用するようにしましょう。
2日ほど様子を見て、それでもよくならない場合は、婦人科を受診しましょう。飲み薬と塗り薬を処方されることでしょう。
飲み薬を処方された場合は、飲まないといけない日数はきちんと飲むようにしましょう。
デリメートゾーンの痛痒みは、はじめは驚くかもしれませんが、疲れなどがたまるとぶり返すことがあります。無理をしないで、疲れた時は早めの睡眠をとるようにしましょう。
また、ストレスなどでも同じような症状が出ることがあります。上手にストレス発散をするようにしましょう。