人に不愉快な思いをさせる体臭。
「スメルハラスメント」ってご存知ですか?
口臭や体臭、頭皮や毛髪等の匂いで周りの人も不愉快にさせることを「スメルハラスメント」といいます。
人間関係のトラブルの原因になることもあります。
ビジネスがうまくいかないことなどにもつながっていきます。
もし自分に体臭があるとすれば、人から指摘される前に、自分で気が付いてどうにか対策をとりたいですよね?
体が臭う部位と臭いの種類
- 頭皮・毛髪・・・頭皮臭
- 耳の後ろ ・・・加齢臭
- 口 ・・・口臭
- 脇の下 ・・・わきが
- 背中 ・・・加齢臭
- 足 ・・・足臭
がありますが、今日は頭皮臭・足臭・加齢臭についてお話しします。
頭皮臭に自分で気づくには?
緑の黒髪といっていた時代もあるほど髪はその人を美しく見せる重要なポイントです。
勿論女性だけに当てはまるお話ではありません。男性もべたべたして、嫌なにおいがする髪の毛よりも、さらさらとしている髪がいいに決まっています。
体臭や口臭、頭皮臭は全てデリケートな問題です。セルフチェックの方法を覚えておきましょう。
- 頭皮を指の腹でマッサージしてみて、指の匂いを嗅いでみる。
- 枕の臭いを嗅いでみる。
で確認してみましょう。
ここでにおいが確認できたら、さっそく対策をとりましょう。
頭皮の臭いの原因は皮脂です。
頭皮には、皮脂腺と汗腺が最も多くあります。
余分な皮脂が残りやすく、残った皮脂が空気に触れて酸化します。
これが、においの原因となります。
また頭皮に残った皮脂に埃が汚れがついて、臭いをより強くします。
頭皮が臭う人の特徴
頭皮が匂う人には決まった特徴があります。
- 肉類や揚げ物など脂質が多い食べ物が大好きだ。
- 毎日お酒を飲んでいる。
- ストレスが多い。
- 不規則な生活習慣が続いている。
- 髪を乾かさないでそのまま寝てしまう。
肉類や揚げ物など脂質が多い食べ物が大好きだ。
脂質が多い食べ物をとると、皮脂の分泌が活発になります。
頭皮の表面についている菌の格好の餌となります。すると菌が繁殖し、ニオイの原因となります。
毎日お酒を飲んでいる。
お酒には、体内で「アセトアルデヒド」と言う物質に分解されますが、このアセトアルデヒドは、二日酔いの原因となる物質です。肝臓の分解能力が高ければ、アセトアルデヒドは無毒化されますが、肝機能が低下しているとアルデヒドが蓄積されて刺激臭がするようになります。
この刺激臭が血液の中に入り込み全身を巡ります。毛穴からこの刺激臭が出てしまいます。
頭皮には毛穴がたくさんありますので、ニオイの原因となります。
ストレスが多い。
自分では意識していなくても、ストレスにさらされていることもあります。
ストレスが多い生活をしていると、脂肪酸が分泌されやすくなります。
脂肪酸は刺激性が強く、臭いも強いのです。これがニオイの原因となってます。
不規則な生活習慣が続いている。
仕事のし過ぎや睡眠不足、不規則な食生活などが続くとホルモンのバランスが崩れてしまいます。
そうすると皮脂が過剰に分泌されることもあります。
さっきも話したように、皮脂は常在菌の餌となります。菌が繁殖しこれがニオイの原因となります。もちろん、頭皮だけに限ったことではなく、体臭の原因となっているのです。
髪を乾かさないでそのまま寝てしまう。
きちんと洗髪をしても髪を乾かさないで寝てしまっては、適当な湿り気と体温で、雑菌の繁殖に好条件が揃ってしまいます。
雑菌の繁殖が臭いの原因となります。
頭皮臭の対策
毎日シャンプーしているのに、頭皮や髪が臭い人は
の記事を参考にしてください。
足臭に自分で気づくには?
足臭といえば、自分でいちばん気づきやすいのではないでしょうか?特に夏場の汗をかく時期になれば、靴を脱いだ後にムッとくるような匂いに思わず鼻をつまんでみた経験はありませんか?
- 靴の匂いを嗅いでみる。
- 足の匂いを嗅いでみる。
足のニオイといえば、足が原因の匂いなのか、靴が原因の匂いなのかを確かめることが必要です。
靴の匂いを嗅いでみる。
現代社会では、靴や靴下を履かずに一日すごす事はほとんどないと言っても過言ではありません。
高温多湿な靴の中で細菌が繁殖し、これがニオイの元となっているのです。
ですから、匂いを確かめる靴は、その日履いていた靴ではなく2~ 3日前に履いていた靴で匂いを嗅いで確かめてください。
2 ~3日前に履いていた靴から匂いがする場合は、靴が原因の足の臭いだったのです。
足の匂いを嗅いでみる。
いちにち素足で過ごすと言うのは難しいかもしれません。しかし足のニオイの原因を見つけるためには、出来るだけ素足で過ごして足のにおいを嗅いで見てください。
足が原因で臭いのか、靴が原因で臭いのかが分かりますので、対策が立てやすくなります。
足の臭いの対策法
足のニオイの原因をはっきりさせて、それぞれの対策が必要になります。
足の臭いの原因と対策は
でお話していますので参考にしてください。
加齢臭に自分で気づくには?
加齢臭と言う言葉は、 2001年に資生堂がつけた名前です。資生堂で高齢者の体臭の原因の「ノネナール」が発見されたのです。
加齢臭の匂いは、
- 脂臭い
- 青臭い
- チーズ臭い
- ろうそく臭い
- 古本の臭い
- バター臭い
- おじさん臭い
というような匂いです。
ではこの加齢臭に自分で気づくにはどうしたら良いのでしょうか?
- ティッシュで拭いて匂いを嗅いでみる。
- 身につけているものの匂いを嗅いでみる。
ティッシュで拭いて臭いを嗅いでみる。
加齢臭が出やすいのは、耳の後ろ・脇の下・頭皮・背中などからは強い匂いを発生することが多いので、自分がティッシュで拭き取りやすいところ(例えば耳の後ろや脇の下など)をティッシュで拭き取って匂いを嗅いでみます。
ティッシュから匂いがした場合は、加齢臭が出ていると考えて間違いありません。
身につけているものの匂いを嗅いでみる。
枕や布団、下着や帽子など、普段から身に付けているものの匂いを嗅いでみましょう。
特に下着などは、一日で発する臭いの強さがわかります。
加齢臭の対策
加齢臭の対策としては、生活習慣病の対策と同じです。
加齢臭=メタボ臭なのです。
で、洋服がくさい部分が加齢臭の臭い対策になります。
参考にしてみてください。
まとめ
臭いに関しては、高齢者であっても、非常にデリケートな問題でなかなか「臭いよ。」とか「臭っている。」とは言えません。
人から言われる前に自分で臭いを確かめて、対策をとっていきたいものです。