ピルの作用で体臭を抑えることができるのを知っていますか？

ピルは、避妊薬です。

しかし、ピルは避妊以外にも女性の体のホルモンバランスを調節する役割もあります。

そのために、若い頃は生理不順を改善するために、ピルを処方されたことがあります。

まさに、ホルモン調整をする役割をしているのですね？

この記事では、ホルモンを調節するピルの働きについてお話します。

ピルの避妊以外の効果

ピルには避妊以外にどのような効果があるかご存知ですか？

月経周期が規則正しくなる
出血量が減少する、月経痛・月経前症候群が緩和する
子宮外妊娠の発症頻度が低下する
長期間の服用により良性乳房疾患、子宮内膜症、子宮体がん、卵巣がんの発症頻度が低下する
ニキビや多毛症が改善する

このような効果が報告されています。

女性の体臭の悩み

仕事が忙しすぎたり、ストレスが原因で女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。

もともと私たちの体の中には女性ホルモンと男性ホルモンが存在します。

女性の場合は、女性ホルモンの方が男性ホルモンより多く分泌されるので、汗や皮脂が女性ホルモンの抗酸化作用の働きで、参加が抑えられるので、それほど体臭が臭わないのです。

ところが、仕事が忙しすぎたり不規則な生活を続けていると、女性ホルモンのバランスがずれてしまいます。すると男性ホルモンが余計に分泌されます。

皮脂の分泌が増えて、ニキビができやすくなったり顎にヒゲが生えたりしてきます。また足の指の毛がこくなったりします。

このようなことを”オス化”といっています。

オス化の原因は？

ストレス
食生活の乱れ
不規則な生活

などによる、自律神経・女性ホルモンの乱れが主な原因です。

男性の「草食化」は、ストレスなどにより、男性ホルモンが減って女性ホルモンが強くなることです。
つまり、男性の「草食化」と女性の「オス化」、原因はいっしょなのです！

道ですれ違った時に「あれ？今の人おじさん、それともおばさん？」というようなことってありませんか？

おばさんがおじさん化していることです。

女性ホルモンは30代半ば頃から分泌量が減少していき、それに加えて、日常的な冷え・睡眠不足・栄養不足・ストレスなどよって、減少量は加速度を増しています。

もともと女子でも閉経前後は加齢臭対策が必要だといわれてきましたが、オス化女子は閉経など関係なく、加齢臭対策が必要です。

女性ホルモンの分泌が活発であれば、エステルエストロゲンによる抗酸化作用で皮脂の酸化を防ぎ加齢臭が匂う事はほとんどありません。

しかし女性ホルモンの分泌が低下すれば男性ホルモンの分泌が盛んになり、酸化臭が強くなりにおいが漂うことになります。

このことが、若い女性の加齢臭の原因なのです。

若い女性の加齢臭の原因は、女性のオス化が進んでいると言うことだったのです。

若いうちは、女性ホルモンの力で汗が酸化するのを防いでいますが、女性ホルモンが減少すると、反対に男性ホルモンがたくさん分泌されることになります。

すると、オス化してしまうのです。

ひげが生えてくるのです。

口の周りや足の指、指の毛に毛が生えてきたり、毛が濃くなったりします。

女性ホルモンを調節するには？

生理を調節するのに、婦人科では以前からピルを利用していました。

ピルの種類はホルモンの量の違いで。

高用量ピル
中用量ピル
低用量ピル

の３種類があります。

低用量ピルの「低」用量とはピルに含まれるエストロゲンの量を示しています。エストロゲンが50μg以下のものを「低用量」、50μgのものを「中用量」、それ以上のものを「高用量」と呼びます。

高用量ピル、中用量ピルは主にホルモン異常などの病気に対して利用されています。

病気に対して使用されるので保険の対象になりますが、低用量ピルに関しては、ほとんどの場合には保険の適用にならない場合が多いです。

また、ピルには副作用があって、人によってはつわりのような症状が出る場合もあります。

頭痛や吐き気がでる
少量の不正出血がある
胸が張る
食欲が増すなど。

ただ、副作用があってもほとんどの場合は２〜３週間で、この症状が無くなるはずなので安心してください。

低用量ピル

低用量ピルの中でも人気なのが

ダイアン35

他のピルで副作用が出たなどの人に人気のピルです。体格の小さな人向けのピルで、避妊効果と共にニキビや更年期障害の軽減、ムダ毛の軽減など、女性にとってはうれしい副作用があるのも特徴です。

ダイアン35は副作用の1つとして、血栓症になる可能性やその症状を悪化させる可能性が高まるとされており、血栓症の病歴のある女性は医師の指導の元服用してください。

ノベロン

ノベロンは副作用のすくない低用量避妊ピル「マーベロン」のジェネリック医薬品です。

このピルは世界中に使用されていて、エストロゲンの量が少ないことから、体に最も優しいピルとされています。

低用量ピルは処方箋が必要です。

女性のホルモンバランスに影響を与える薬なので使い方に注意が必要です。

きちんと専門の医師から使い方の指導を受け、処方してもらいましょう。

当たり前ですが、処方箋がなければ薬局に行っても低用量ピルを処方してもらえません。

低用量ピルは通販で購入できるのですか？

通販サイトでピルを購入する方法もあります。

日本の薬事法上は医師の処方なしで低用量ピルを入手できないので、海外の薬を個人輸入する形で購入することになります。

海外製のピルの場合は、成分や配合内容に保証はなく、服用後になんらかのトラブルが起きたとしてもすべて自己責任になってしまうため、注意が必要です。

PMSサプリメントを使ってみてはどうですか？

PMS（生理前症候群）は、

黄体ホルモンの影響
脳内物質の低下
ビタミンやミネラルの欠乏

で起こるとされています。

このPMS緩和のために使われている成分がチェストツリーです。

チェストツリーの健康効果

月経前症候群 (PMS)の症状を緩和する効果
更年期障害の症状を改善する効果

チェストツリーが女性特有の症状に効果的なのは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の不足による症状を緩和してくれるためです。

PMS医薬品

2014年9月　日本で初めてのPMS治療薬が販売されています。ゼリア新薬の”プレフェミン”ですが、これは要指導医薬品でネットでは買えません。

プレフェミンにも、チェストツリーが配合されています。

ホルモンのバランスが崩れて、体臭に悩んでいる女性には低用量のピルをオススメしています。

しかし、先ほども話したように低用量ピルには副作用がありますので、副作用が心配だと言う方や妊娠を望む方には、PMSサプリメントをオススメしています。

まとめ

女性ホルモンの減少で30代の女性でも加齢臭で悩む人が増えてきています。

女性ホルモンを補給することができる低用量のピルをお勧めしますが、副作用が怖い方や妊娠を望む方はPMSサプリメントを使うことがいいでしょう。

PMSサプリメントは医薬品ではありませんので、効き目が穏やかです。

自分に合うサプリメントなどで、体臭対策をしっかりしておきましょう。

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