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【口臭】唾液がにおうのですが、どうすれば治りますか?

口臭
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唾液がたくさん出すようになると、口臭がなくなると聞いたので、お米に雑穀米や胚芽米を混ぜてたくさん噛むようにしていたのです。

ところが、くしゃみをした時に手についた自分の唾液やマスクについた臭いがくさいと感じたことはないですか?

自分自身でマスクの臭さに驚きました。

「私の口臭ってこんなにくさいの?」とふあんになってしまいました。

いったいどうしたら唾液の臭さはとれるのでしょうか?

でも、その前に唾液って私たちの体でどんな役目を果たしてくれているのでしょうか?

 

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唾液の役割

分泌されたばかりの唾液って、無色透明でにおいはなく、弱アルカリ性でサラサラしています。

一日で唾液は1~1.5リットル分泌されていて、この唾液が口の中を守ってくれているのです。

  1. 緩衝(かんしょう)作用
  2. 自浄作用
  3. 消化作用
  4. 嚥下(えんげ)作用
  5. 再石灰作用

緩衝作用

唾液は酸を中和してPHを正常に戻す作用があります。このことを緩衝作用といいます。

食べ物が口の中に入ってきたら、細菌が食べ物を分解して酸を作ります。

口の中が酸の状態が続くと酸が歯を溶かしてしまいます。

これが虫歯の原因となります。

口の中の酸性の状態を防ぐのが唾液です。

 

唾液がたくさん分泌されることで、口の中は酸性から正常な状態へと戻ることができます。

自浄作用

唾液が口の中を掃除してくれることです。

唾液中には免疫物質が含まれており、細菌感染から粘膜を守る作用もあります。

消化作用

唾液中には消化酵素であるアミラーゼが含まれています。
アミラーゼにより、食べ物の糖が分解され消化を助けています。

嚥下(えんげ)作用

嚥下(えんげ)というのは食物を飲み下すことで、口腔内の食物塊を胃に送り込む運動のことを言います。

唾液が食べ物と混ざることで、食べ物がある程度の大きさの塊となって飲み込みやすくなルのです。

再石灰作用

口の中の酸で歯が解けて虫歯になります。すると虫歯が虫歯菌という酸を出して歯のカルシウムを溶かしていくのです。

唾液の中にはリンやカルシウムが含まれているので、これが歯の表面にくっつくことで酸によって溶かされた歯の表面のエナメル質を補修してくれるのです。

 

このようにたくさんの作用を持つ唾液ですが、疲れやストレス・薬の副作用や加齢などにより唾液の分泌量が減少します。

唾液が減少すると口臭の原因となったり、虫歯や歯周病の引き金となっています。

口の中が乾いてきり、ネバネバすると感じたらすぐに水分を摂るようにしましょう。ガムや梅干し・キャンディーなどを口の中に入れると唾液の分泌が盛んになりますので、お勧めです。

また、よくかんで食べることは唾液の分泌につながります。

 

 

健康のために唾液はたくさん分泌してもらわないといけませんが、くさい唾液は困りものです。ここからは唾液がくさい理由を探っていきます。

 

唾液がくさくなる理由

唾液がくさくなるには理由があります。

  1. 歯や歯茎の問題
  2. 唾液の量の変化
  3. 唾液の質の変化
  4. 舌苔(ぜったい)のにおい

が考えられます。

歯や歯茎の問題

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歯に虫歯があると、食べ物のカスが虫歯に詰まり、細菌が繁殖して臭いを出してきます。また、歯茎が腫れていたるすると、出血したり膿が出ることがあります。このようなにおいが唾液をくさくしていることが考えられます。

歯石が多い人も歯垢がたまりやすくなりますので、歯科出歯石をとってもらうようにしましょう。

歯垢が原因でアンモニア臭のにおいが強くなったり唾液がくさくなります。

また歯周病の原因になっていますので、定期的に歯科でチェックすると安心できますね。

唾液の量の変化

年齢を重ねると、唾液の出る量はどんどん少なくなってきます。

また口で呼吸すると、口の中が乾燥して唾液の量が少なくなります。

唾液の量が少なくなると菌の増殖を抑える力や汚れを流す力が弱まるために口の中の汚れや雑菌が増殖してしまいます。

そうなると臭いの原因が口の中にたまってしまい、唾液にくさいにおいがついてしまいます。

唾液の質の変化

リラックスしているときは、唾液の分泌量も普通に出ます。この時の唾液はさらさらしています。

ところがストレスがたまると唾液の分泌が少なくなり、口の中がねばねばしてきます。

また、唾液が少なくなったために口の中の細菌が濃くなります。

このように唾液の質が変わることで、においを発することがあります。

 

舌苔(ぜったい)のにおい

病気以外の口臭の原因は舌苔(ぜったい)だといわれています。

舌苔(ぜったい)は、舌の表面に白色または黄褐色、または黒色の苔(こけ)状に見えるものをいいます。

舌苔(ぜったい)の原因もまた唾液不足で起きていることが多いのです。

舌苔の異常の原因は、全身的疾患(熱性疾患、糖尿病、シェーグレン症候群、自律神経失調症、十二指腸潰瘍)以外では、

  • 唾液量分泌不足による口の渇き
  • 免疫力の低下(かぜ、睡眠不足)
  • 口呼吸
  • 食べ残しが多い歯みがき
  • 喫煙
  • 加齢
  • ストレス
  • 薬の副作用

があげられます。

唾液不足の改善方法とかぶることが多いので、生活習慣を見治すといいですね。

 

舌苔(ぜったい)自体は治療の必要がありませんので、自分で舌苔(ぜったい)をとることになるのですが、ヘラや歯ブラシを使ってとることは舌の乳頭を傷つけますので舌専用のブラシを使うといいでしょう。

 

 

唾液のにおいを消すには?

唾液がにおう原因を解消していけば唾液からの臭いにおいは消えてしまいます。

そのためには、

  1. 唾液の分泌を促す。
  2. 口の中を清潔にする。

ここがポイントです。

唾液の分泌を促す。

  • 水分補給する。
  • 舌を動かす体操をする。
  • しっかり噛む癖を付ける。
  • 適度に運動をする

水分補給をする。

唾液の分泌を多くするのには、唾液のもととなる水分を補給することです。

水分なら何でもいいのかというとそうではありません。

ウーロン茶や緑茶などのお茶には、唾液の分泌を抑制する作用を持つポリフェノールが含まれているため適切ではありません。ジュースや牛乳は口中のpHを下げニオイの原因になりやすいため、一番おすすめなのは水がベストです。

水分の摂り方ですが、食事の時やのどが渇いたとき以外に水分を補給する事が大事です。

唾液を促すためには意識して水分をとることが大事です。

特に朝の歯磨き後に200cc~300ccの水を飲むことは唾液の分泌がスムーズになります。

一日で水分補給をする時間を決めて決まった量(一日唾液で出る量は1.5L)を何回かに分けて飲むことをお勧めします。

私は、一日に2L飲むようにしています。

500mlのペットボトルに小分けにして1日4回飲んでいます。

また、唾液の分泌を進めるためにレモンの絞り汁を入れています。口の中もさっぱりしますし、食欲も抑えられますので一石二鳥です。

 

舌を動かす体操をする。

体操といかないまでも口の中で舌を、あちこちに動かすことでも唾液の分泌を促すことができます。動画は舌の体操です。

ほほのたるみや口角の下がりにも効果がありそうですね。

 

しっかり噛む癖をつける。

唾液はよくかむことで分泌が促進されます。

自然と噛む回数が増えるようにする工夫も大切です。

 

白米に胚芽米を混ぜてご飯を炊くことなど、ちょっとした工夫で食事の時に噛む回数が増えます。

また噛む回数を増やすことで、少量で満腹感が得られるのでダイエットにもつながります。

また、水分が取れないときは梅干しやガム・キャンディなどを口にすると唾液の分泌が増えます。

リラックスした状態を保つようにする。

ストレスが唾液の量を少なくしている事はお話ししたのですが、リラックスした状態だと唾液はたくさん分泌されます。

呼吸法や軽い運動などで自分がリラックスできる状態を保つようにすると唾液の分泌が盛んになります。

口の中を清潔にする。

歯磨きを丁寧にして磨き残しをなくすようにしましょう。

口の中を丁寧に磨くことで細菌の繁殖を抑えることができます。

ところが自分では丁寧に磨いていても磨き残しはどうしてもあるものなのです。

磨きにくい部分というのは歯と歯の隙間や歯と歯茎の間などがあります。ここの部分で磨き残しがあると歯垢になってしまいます。自分では取れない歯垢をとるためにも歯科に定期的に通院して歯のチェックをお勧めします。

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