コーヒーはし好品ですが、あなたにとってコーヒーはどんな位置付けですか?
コーヒーが大好きだったので25歳で喫茶店を始めたました。
ひとつひとつ丁寧に抽出するとコーヒーはそれに応えてくれていました。
目覚めの1杯のコーヒー、食後のコーヒーなど、生活の中でなくてはならないものです。
だから、私はコーヒーが口臭の原因と聞いた時はとても信じられませんでした。
そこで、コーヒーのことを調べてみることにしました。
コーヒーは以前薬として利用されていました。
胃薬、頭痛の薬、心臓の薬などとして利用されていました。
コーヒーの成分として皆さんご存知なのが、カフェインです。
カフェイン以外にも、ポリフェノールやタンニンやナイアシンなどの成分が組まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用があることで知られています。
でも、コーヒーが原因で口臭になるのなら、私も勿論口臭がするということです。
ただでさえ、年をとると汚く見えるのに、その上口臭がするなんてたまりません。
大好きなコーヒーが原因の口臭の問題を調べてみることにしました。
コーヒーが口臭の原因
調べてみると、確かにコーヒーが口臭の原因となっていました。
しかし、飲む時のタイミングによってそれは全然違う結果となるのです。
コーヒーが口臭の原因となるのは、
空腹時やストレスなどで口の中の状態が悪くなっている時にコーヒーを飲むことで起こります。
朝起きてすぐ、空腹時、緊張しているとき、ストレスを感じるときにコーヒーを飲むと、下のようなことで口臭がひどくなります。
- コーヒー豆の微粒子が舌乳頭に付着すること。
- 口の中が酸性になる。
- コーヒーの利尿作用。
- 胃液の分泌が活発になる。
のことが考えられます。
コーヒー豆の微粒子が舌の突起に付着すること。
コーヒー豆をコーヒーミルで削ると、とても細かな粒子が出てきます。
コーヒーを入れた後にもですペーパーフィルターには細かな粒子の粒が残っています。
また、コーヒーに入れるミルクや砂糖父の微粒子等が舌の突起についてしまい、時間が経つと口臭の原因になってしまいます。
口の中が酸性になる。
コーヒーは弱酸性の飲み物です。
コーヒーを飲むと口の中が酸性となってしまいます。
また何かを食べると消化をするために口の中が酸性になります。すると口臭の元となる菌が活発に動きだし、口臭の原因となります。
コーヒーの利尿作用。
コーヒーの利尿作用のために、トイレによく行くようになり体内の水分が減ってしまいます。
すると唾液の分泌も少なくなってしまいます。
唾液には口内の細菌の繁殖を抑えて清潔に保つ働きがある為、この唾液が減ると口内の細菌が増えて口臭もきつくなってしまいます。
胃液の分泌が活発になる。
コーヒーのカフェインが胃液の分泌を促進するために、胃酸がたくさん出るようになり、ゲップにつながってきます。すると口臭となる原因になります。
このように、ある一定の条件の下でコーヒーを飲むと、口臭の原因となるのですが、
特にひどい口臭となるのが、
もとから歯の治療をしている人や歯周病を持っている人などが、空腹時や朝起きてすぐコーヒーを飲んだことによる口臭が混ざった時です。
コーヒーが原因の口臭の対応策
歯周病などで悩んでいる人は先に歯科で治療することをおすすめします。
もともと自分が緊張する体質の人は大事な用事がある前はコーヒーを避けるのが無難です。
空腹時も同じことです。
軽い食事をとってコーヒーを飲むならこれはOKです。
- コーヒーを飲むときには、必ず水も一緒に飲みましょう。
- ガムを噛むようにしましょう。
- コーヒーと一緒にタバコを吸うのはやめましょう。
- コーヒーを飲んだ後は、歯磨き、舌磨きをしましょう。
コーヒーを飲むときには、必ず水も一緒に飲みましょう。
コーヒーには利尿作用があります。コーヒーを飲むことで体内の水分が排出されてしまい、唾液の分泌が少なくなってしまいます。
唾液の分泌を促すために、コーヒーを飲むときは必ず水も一緒に飲むようにしましょう。
唾液の分泌が盛んになると、唾液には自浄作用や殺菌作用もありますので口の中の菌の繁殖を防いで口臭を抑えるようになります。
ガムを噛むようにしましょう。
水を飲むことと同じように、ガムを噛んで唾液の分泌を促すようにします。
この時噛むガムは、お砂糖が入っていないガムを選ぶようにしましょう。砂糖が入っていると砂糖の成分が舌に着いてしまい、口の中の雑菌の餌になってしまいます。
キシリトールが含まれているガムを噛むようにしましょう。
コーヒーと一緒にタバコを吸うのはやめましょう。
愛煙家でコーヒーが大好きな人には、とても残酷だと思いますが、コーヒーと一緒にタバコを吸うのはやめましょう。
ニコチンは唾液の分泌を押さえてしまいます。コーヒーにより分泌が少なくなった唾液が、ニコチンにより余計に少なくなってしまいます。
ダブルで口臭を強くしているのです。またタバコだけでも強烈な口臭ですが、コーヒー臭と混ざってとても強い口臭となります。
コーヒーを飲んだ後は、歯磨き、舌磨きをしましょう。
最近は男性でもマイ歯ブラシを持っている人も多くなってきました。それほど自分の口臭を意識しているのだと思います。
コーヒーの粒子が、舌の表面や歯の隙間に入り込み口臭の原因となっています。
コーヒーを飲んだ後は歯磨きや舌磨きをすることもおすすめします。
舌みがきや歯磨きができないときは、うがいすることだけでも口臭予防になります。
また、コーヒーによる色素沈着を予防します。
また舌みがきするときは専用の舌みがき用ブラシを使いましょう。歯ブラシを使うと、舌の突起部分を痛めて出血することがあります。
おすすめの舌ブラシは、
口臭の対策については
でもお話ししていますので、参考にしてくださいね。
まとめ
コーヒーが原因の口臭は、
朝起きてすぐ、空腹時、緊張しているとき、ストレスを感じるときにコーヒーを飲む事で起きます。
このような時にコーヒーを飲む場合は、水をたくさん飲んだりガムを噛んだりして唾液の分泌を促すようにしましょう。
コーヒーにはメリットもたくさんあります。
- ダイエット効果。
- ポリフェノールによる活性酸素の除去。
- 血液中のコレステロール値を下げる。
などはさすがにコーヒーが薬として利用されていたことが伺えます。
しかし私はこれ以上に、コーヒーの豆を挽いた時ののなんともいえないようなにおいが好きで好きでたまりません。
なんとこの匂いの中にはDNAの酸化などを妨げる抗酸化作用のある物質が300種類以上も含まれてると言う事です。
これからもコーヒーを飲んで、若々しく生き生きと過ごしていきたいものです。