デリケートゾーンはもともと、臭いが気になる場所です。
おりものや尿などデリケートゾーンやアンダーヘアにくっついてしまい、きちんと拭いても臭いのもととなることが多いようです。そ
れに加えて生理が重なると余計に気になってしまいます。
女性なら誰しも生理中の臭いを気にしているはずです。
今日は、生理の時と重なったデリケートゾーンの臭いを感じさせないお手入れの方法をお話しします。
デリケートゾーンのニオイ対策
気になる臭いへの対策法ですが、まずムレないようにすることが大切です。
ナプキンや下着、ストッキング、パンツなどによってデリケートゾーンの通気性が悪くなってしまうと雑菌も繁殖しやすくなります。
雑菌が臭いの元になっていることが殆どですので、あまり厚着のファッションをすることなく、湿気がこもりにくい服装を心がけるようにしましょう。
生理の血液臭?
生理の時の経血がにおいのもとと考えている人が多いようですが、それは違います。
体から出たばかりの経血は臭いがしません。
時間がたって酸化することで臭いが感じられるようになります。
また、雑菌が繁殖することで、臭いが強くなります。
生理の時の独特なにおいは雑菌が原因だったのです。
雑菌を増やさないようにしましょう。
生理時の臭いのもとは雑菌ですので、雑菌を増やさないように清潔さを保つように心がけましょう。
また、不衛生になったナプキン自体を交換しないのも良くありませんので、2~3時間おきくらいにとりかえるようにしましょう。臭いが気になりにくくなります。
雑菌は経血に含まれている分泌物物などを餌にして繁殖していきます。
ナプキンでなくタンポンを使うようにすると、経血が空気に触れませんので、それだけ臭いのもととなることがありません。
もしアンダーヘアが長くなっている場合、そこに経血や汚れが付着してしまいますので、生理中だけでも短くカットしておくとより安心できるでしょう。
また、生理中にビデを使うと生理が早く終わることがあります。
ナプキン交換のたびにビデを使うと膣内を正常に保つ働きをする常在菌を流してしまうことになりますので、ビデを使うときは生理の終わり掛けの時にのみ使うようにしましょう。
膣を洗うときは使い捨てビデを使うようにしましょう。
生理中の臭い対策
洗い方
毎日のお風呂でしっかりと洗うことも大切ですが、その際のケアの方法で間違わないように注意が必要です。
特にやってはいけないのがゴシゴシと力を入れてこすって洗うことです。
血液の汚れなどを取り除くためについこすってしまいがちですが、デリケートゾーンの皮膚は瞼よりも薄いといわれています。
あなたは瞼をこすって洗いますか?傷がつくのはすぐにもお分かりですね。
また、ナイロン製のボディタオルなどは論外です。
手で優しく洗うようにしましょう。
洗い過ぎてしまうと常在菌まで洗い流してしまうようになるため、それによって臭いが強くなることもあります。
洗浄料の選び方
デリケートゾーンを洗うときは専用の石鹸などで十分に泡立てて指で優しく洗うようにしましょう。
普段使用しているボディソープを使うというようなことはやめておきましょう。刺激があったり洗浄力が強すぎるのもデリケートゾーンのトラブルのもととなります。優しく使用できるソープを用意しておくと上手なケアをしやすくなります。
デリケートゾーン専用石けんは、消臭作用や保湿作用があり生理中の気になる臭いも優しくさっぱり洗えます。
まとめ
生理中の気になる臭いは、ムレ対策をはじめ、清潔に保つようにするといった心がけで充分改善することができます。
そもそも経血自体は無臭であり、雑菌が根本的な原因になっていますので、雑菌を増やさないようにすれば、それ程気にならなくなると思います。
それでも、もし気になる臭いがする場合は、病気の可能性も疑ってみる必要があります。
性感染症をはじめ、子宮内膜炎、子宮頸がんなどによって気になる刺激臭が出てしまうこともあります。
特におりものの状態が普段とは違うという場合は要注意です。違和感がある時には早めに婦人科に相談へ行ってみた方が良いでしょう。