めかぶが体臭を改善する?
早春になるとわかめの根本(ねかぶ)が、魚屋さんの店頭やスーパーに並びます。
汚れを綺麗に落として、たっぷりの熱湯をかけると、とても綺麗な緑色に変わります。
小さく包丁で叩いてポン酢でいただきます。
いつも早春の頃になるとめかぶの叩きを食べて、春がそこまで来ているんだと感じていました。あの粘りがなんとも言えないほど美味しいのです。
この粘りのことを「フコイダン」といいます。
これが体臭に効果的といわれます。
フコイダンとは?
フコイダンは、硫酸多糖の一種。
コンブやワカメ(一部位であるを含む)、 モズクなど褐藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維である。なお、類似の物質はナマコなどの動物からも見つかっている。
褐藻類(モズク、メカブ、コンブ、アカモク、ウミトラノオ等ホンダワラ類等)に多く含まれ、わかりやすい表現手段として海藻のネバネバ成分と表現されることが多い。
ウキペディア/フコダインより引用
めかぶが体臭を抑えるメカニズム
めかぶや昆布などの海藻の成分のひとつに「フコイダン」があります。
フコイダンという成分は私達の腸の中で食物繊維のような働きをするのです。
腸の中のアンモニアや硫化水素といったニオイ成分を包みこみ、その多くを便として直接体外に排泄してくれます。
また、「アルギン酸」という成分も体臭成分の排出を行っています。
ですから、この「フコイダン」と「アルギン酸」を含んでいるめかぶを食生活に取リ入れることで体臭を予防することが出来ます。
めかぶは体臭を消す食べ物です。
我が家は私と長男と次男の3人家族です。
食事も同じものをたべて、お風呂も同じようにはいっているのに、なぜ次男だけ臭いのかわかりませんでした。
わたしは次男がお風呂で体を洗っていないと結論づけていたのです。
ところが、海藻類のフコイダンを調べている時にふと気がついたのです。
もしかしたら次男の好き嫌いによるものではないかと。
そういえば、次男は納豆も食べないし、めかぶやおきゅうと、とろろも食べません。
わたしと長男は、納豆・めかぶ・とろろ・おきゅうとなどは大好物で早春のめかぶはタッパーに作っておいてもすぐになくなってしまうほどです。
このように私と長男は体臭を消すような食べ物が好きなのに次男は、体臭江尾消す食べ物が嫌いだったという事が分かりました。
次男だけ「フコダイン」を取っていなかったのです。
また、わたしと長男が大好きで次男が食べないものに納豆があります。
納豆もおすすめです。
納豆には、納豆菌というものがあります。
納豆菌は腸内に存在する善玉菌と共同して、特殊な酵素を作り出し、その酵素の力で便秘や下痢などで発生した腐敗菌を殺し、善玉菌を増やしています。
納豆菌は腸内細菌ではありませんので、乳酸菌のように腸の中に留まることはありません。
大体、1週間くらいで排出されますので常時、補給することが大切です。
納豆を食べると乳酸菌が増えるという報告があります。
納豆菌は乳酸菌よりも生命力が強く、直接、腸に働きかけます。
乳酸菌は酸に弱く、胃酸のために死滅してしまいます。
カノ有名な乳酸飲料に使用されているラクトバチルス・カゼイ・シロタ菌は、耐酸性の強い乳酸菌です。
乳酸菌は胃酸に耐える菌株を探すのが大変ですが、納豆菌は胃を楽々通過します。
そして、納豆に多く含まれる「オリゴ糖」がビフィズス菌のえさになり、善玉菌を増やすという結果に結びついています。
納豆菌には乳酸菌(ビフィズス菌)を増加・安定化させる効果があるのです。
調べるとこんなにいい効果があるとわかる納豆ですが、毎日の食卓に当たり前のように出ている納豆をもっともっと食べるようにして腸内環境を良い方向へと改善したいですね。
体臭や口臭の原因って一体何でしょうか?
体臭や口臭の原因となる内蔵
わたしたちの体の中の内臓でも、胃腸と肝臓は体臭に密接な関係があります。
胃腸は食べたものを消化・吸収・排出する役目があります。
肝臓は代謝・解毒・胆汁の生成・胆汁の分泌の役目があります。
食べ物が胃に入り、胃液で分解され小腸へと進みます。小腸の入り口が十二指腸ですが、
ここで、肝臓とつながっているのです。
胃から送られてきた食べ物は、胆汁(アルカリ性の消化液)の作用を受け胃酸を中和しながら消化を進めます。
腸内が悪玉菌が優勢になると、悪玉菌によって作り出された有毒物質は大腸粘膜の血管に吸収され、血液を通して全身に充満していきます。
独特の刺激臭を持つ有毒物質が全身に充満すると、その腐敗臭が毛穴から漏れてしまいます。
体臭や口臭に異変を感じたら、腸内に悪玉菌が増殖している証拠です。
腸内環境を良くすることが体臭予防へと繋がるのです。
めかぶや納豆で腸内環境を改善していきませんか?
まとめ:めかぶが体臭を改善する
ここまで、めかぶに含まれている「フコダイン」が体臭に効果的という事を紹介してきました。
体臭は腸内環境の悪玉菌が増えて居ることが原因です。
腸内環境を改善するためにも、善玉菌のえさとなる食材をたくさんとることや、有酸素運動を取り入れて汗をかきやすい体を作ることが大切です。
毎日の小さな積み重ねが大きな成果を生み出します。
継続は力です。