一口に美白と言っても、どのくらい白くなりたいかというレベルは人によって違います。
お顔全体がくすんでいる方は、くすみを改善してもっと明るい表情に見せたいと考えるでしょう。
また、そばかすや小さなシミを薄くしたい方や、さらには目立つシミをどうにかしたい方までシミやくすみで悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
今日は、シミの漂白剤と言われている「ハイドロキノン」についてお話しします。
ハイドロキノンの美白効果
美白成分もたくさんあり、その働きや効果も様々ですが、中でも本格的にできてしまったシミにも対処できて、まだ表面に出てきていないシミの予備軍にも働いてくれる本格的な美白成分として知られているのがハイドロキノンです。
つまりできてしまったシミにも、これからできるであろうシミにも効果的なのがハイドロキノンなのです。
ハイドロキノンはとても効果が高いのですが、クリームなどは使い方に注意しないと余計にシミやくすみが濃くなったりします。
また、ハイドロキノンが配合されたサプリメントや化粧品は値段が高めながらも人気をずっと維持していますので、リピート買いする方が多い証拠でしょう。
それだけ効果を実感できて使い続けようと思っているということです。
ハイドロキノンの効果が実感できる期間は?
スキンケアやサプリメントは即効性はないので使って数日で改善するといったものではなく、肌のサイクルに沿って変化していったり、肌の深層部にまで届くには多少の時間を考える必要があります。
そうなると、どのくらいの期間で変化を感じ取れるのかが気になるところです。
せっかく気に入って継続して、頑張って使ってはいるけど、変化がないとなると続けていくモチベーションが下がってしまって途中でやめてしまうことになりかねません。
あらかじめ効果が実感できるまでの大まかなガイドラインを知っておくと焦ることもなく、気持ちもリラックスして美白のスキンケアに取り組むことができます。
ハイドロキノンの作用
ハイドロキノンはシミの原因になるメラニンに直接作用して、そのものを減らすことが可能です。
そのため、濃くなったメラニン、これからのメラニンをそのものから取り除くことができるパワーが強いのです。
海外ではかなり前から使われていて認知度も高く一般的です。
強力な美白作用があるハイドロキノンですが、塗った瞬間から消えていくわけではなく、原因そのものにじわじわと働いてくれるのである程度の時間は必要です。
またシミの大きさや濃さ、さらには肌機能の活発さによっても効果を実感するのに時間差は出てきます。
年代によるハイドロキノン実感の目安期間
何らかの効果実感ができる目安は20代では約2か月後が多いようです。
肌のターンオーバーのサイクルが20代では約28日と言われています。
30代では45日、40代では60日、50代では75日、60代では100日かかるといわれています。
ターンオーバーのサイクルで肌がどんどん生まれ変わってくるので、そのタイミングも関係しています。
年齢を重ねたら辛抱強くターンオーバーのサイクルを完了するまではスキンケアやサプリメントは続けましょう。
先ほどの2か月という数字は20代のことです。
30代なら3か月、40代なら4か月、50代なら5か月、60代なら6か月が目安になります。
肌の再生が乱れている方や大きくて濃くなっているシミはもう少し時間がかかる場合もあります。
ただ、薄くなってきたなどの変化を感じることができれば、そこからはだんだんと変化も多くなってくるでしょう。
もちろん、もっと早くから効果を感じる方の声も多くあります。中には1か月を待たずにシミが薄くなってきたという方もいらっしゃいます。
使い方や、そのほかの生活習慣や肌を保湿する習慣によっても異なってくるでしょう。
効果を早く実感するためにはは毎日コツコツを適量を使って、肌を乾燥させないことが大切です。
しかし、ハイドロキノンは肌に負担がかかる成分でもありますので、少しでも違和感を感じたりしたらいったん休みましょう。
皮膚科を受診して処方されたハイドロキノンを使用した場合、違和感など感じたときはすぐに相談すればいいですから安心して使用することができます。
意外と続けるのに負担のない期間で効果を感じられるので、誰でも安心して使うことができます。
年齢を重ねてくるとターンオーバーの周期が長くなりますから、ハイドロキノンの効果を実感するにはそれなりに、時間は必要です。
まとめ
シミやくすみがある肌にはハイドロキノンは強力な美白作用がある成分です。年齢を重ねると肌の糖化による黄ぐすみも出てきますので、日常のスキンケアにハイドロキノンが配合されているものを使うようにしましょう。
そのようにすればターンオーバーの周期などを気にせずに、お手入れすることができます。
スポット的にお手入れしたいときは、ハイドロキノンクリームなど皮膚科で処方してもらうようにしましょう。
ローマは一日にしてならずということはお肌にも当てはまります。
すでにお話ししましたが、毎日コツコツと適量使うことがポイントです。