シミを薄くしたいと考えた場合に有効な成分として有名なのが、ハイドロキノンです。
頬のシミをうすくしたいと思い、ハイドロキノンクリームを個人輸入して使ったのですが、反対にシミが濃くなってしまいました。
ハイドロキノンを顔に薄~~く伸ばした後、日焼止めを使うのを忘れたからです。
ハイドロキノンは、シミの悩みを解消する為に実に有効な成分ですが、使い方によってはシミの悩みが解消しないだけでなく、シミが濃くなってしまう可能性もあります。
このページは、ハイドロキノンの正しい使い方について紹介します。
ハイドロキノンを使ってシミをうすくしたいとお考えの方や、これからハイドロキノンを使ってみようと思っている方などの参考になればうれしく思います。
ハイドロキノンを使うときの5つのポイント
ハイドロキノンは皮膚科でも使われている程効果的ですが、使い方によってはシミの悩みが解消しないだけでなく、シミが酷くなってしまう可能性もあります。
ただ肌につければそれでシミが消えるのではなく、正しい使い方を理解しておく事が大切です。
詳しく説明していきますね。
1.紫外線に注意
まず気をつけておかなければいけないのが、紫外線です。
肌は紫外線を浴びると、肌細胞を守る為に、メラニン色素を発生させる事になります。
このメラニン色素がそのまま定着すればシミへと変わっていきます。
ハイドロキノンはメラニン色素の生成を抑制する働きがありますが、紫外線を浴びてしまったのでは意味がありません。
ですから、晴れている日に外出する時は勿論、曇りの日や、外出をしなくても窓際で日光を浴びる事が多い状態の場合は、しっかりと紫外線対策をしておく事が重要になってきます。
紫外線対策を怠れば、シミが出来る原因となります。
2.酸化しているハイドロキノンに注意
使う時には成分の状態が安定した状態のハイドロキノンを使うという事が重要です。
ハイドロキノンというのは、開封をすれば、そこから酸化が始まります。
成分が酸化をしてしまっているのであれば、効果は殆ど期待できない状態となってしまいます。
酸化しているハイドロキノンは色が黄色くなっています。
一度開封した物はできるだけ早く使うようにしましょう。
上の写真は、使わないままドレッサーの中に入れていたので、酸化したハイドロキノンです。
冷蔵庫にも入ないままにしていたのもいけなかったのですね。
ハイドロキノンを保存するときは冷暗所(冷蔵庫)で保存するようにしましょう。
3.使用期限に注意
薬や化粧品等、使用期限をあまり意識した事がないという人も多いようです。
酸化をした状態では、本来の働きをする事が出来なくなってしまう為、使っても意味がない状態となるだけでなく、場合によっては肌に悪い影響を与えてしまう可能性がないとは言い切れません。
ですから、使用期限はしっかりと守る事が重要になってきます。
4.使用量に関する注意
洗剤でも多く使うと余計に白くなると考えていませんか?
同じように使用量を多くすれば、それだけ早くシミが消える、綺麗な肌になると考える人もいます。
しかし、ハイドロキノンは薬事法が改正になる以前は医師の管理下の下でしか使用できませんでした。
それほど効果が高いものですから、余計に使うと効果がありすぎて、肌トラブルの原因となる可能性があります。
また、濃度が4%以上ものは処方箋がないと手に入りません。(個人輸入や通販は別。)
薬としても使われている成分の為、副作用の可能性があります。
使用量を多く使いすぎて肌に負担をかける状態になれば、肌トラブルが発生してしまう可能性も出てきます。
ですから、つけ過ぎにならないように気をつけて使っていく事が重要になってきます。
5.使用を中止する決断
少しでも肌に異変を感じたら、使用を中止する事も大切です。
少しでも効果が表れていると実感できているときに、肌の異常があった時でも、シミに悩む女性ならば、ハイドロキノンの使用を継続したいと思うのはやまやまです。
シミを消したいと考えている場合、多少、肌に悪い影響が出ても、シミが消えればと考え、使い続けてしまう人もいます。
ですが、肌自体に問題が発生したのでは意味がありません。
ですから、問題があれば使用をやめる決断も大切です。
ハイドロキノンは高い効果を期待出来る成分として人気ですが、正しい使い方を心がける事がシミをより美しく薄くしてくれることでしょう。
まとめ:ハイドロキノンを使うときの注意する5つのポイント!
ここまで、ハイドロキノンの正しい使い方についてポイントを5つ紹介してきました。
ハイドロキノンは、今あるシミにもこれからできるであろうシミにも効果的です。
とても効果が高い成分ですが、それだけリスクもあります。
- 紫外線対策を徹底すること。
- 酸化したものを使わない。
- 使用期限を守ること。
- 使用量を守ること。
- 肌に異常が現れた時は使用を中止する。
肌が赤くなったりかゆみが出たりすることがあります。
その時は思い切って使用を中止する決断も大事です。
肌をいい状態にしておくことがハイドロキノンが効果を発揮できる土台となります。
あきらめずに継続していくことがシミやくすみのない美しい肌を手に入れる条件となります。
頑張りましょう。