介護職員初任者研修は、介護の資格では一番最初に取得する資格です。
利用者さんの自宅を訪問する訪問介護では、この介護職員初任者研修の資格は必須となります。
しかし、必ず資格を取得していないと介護職に就職できないと言うわけではありません。
無資格でも介護職に就職できます。
この記事では、介護職員初任者研修の資格って、就職に有利なの?についてお話します。
これから資格取得をする方や、60過ぎて介護の仕事をしてみたいという方は参考にしてください。
介護職員初任者研修って?
ホームヘルパー2級という資格の名前が2013年4月から介護職員初任者研修に変更されました。
この資格は、介護の入門資格と位置づけられている資格です。
さっきもお話しましたが、訪問介護を希望される方には必須の資格です。
30代の方などは無資格でも採用してもらえる可能性が高いのですが、60歳をすぎるとどうしても無資格での採用は難しいです。
となると、介護職員初任者研修はどうしても取得しておきたい資格になります。
介護職員初任者研修取得すれば就職に有利なの?
はい。
有利になります。
実際に、60歳を過ぎている私もすぐに仕事が決まりました。
というのも、介護職は慢性的な人手不足だからです。
ですから、介護職員初任者研修を取得していればすぐにも仕事につくことが可能です。
50代ならば、正社員での採用も可能です。
介護職員初任者研修で一緒だった50代の男性は、有料老人ホームに正社員で採用されたと言うことです。
もちろん、ボーナスも支給されるそうです。
このように、介護職員初任者研修を終了していたら、年齢を重ねていても採用される確率はとても高くなっています。
そのうえに、女性の場合は、掃除・洗濯・炊事など日常生活の中で当たり前のように経験しています。
ですから、主婦業を経験した女性には、わざわざ構えなくっても、取得しやすい資格と言えます。
初任者研修は、どんな内容を学ぶのですか?
初任者研修で学ぶ内容は厚生労働省の指針に基づいたもので、都道府県が実施要項に沿って指定の養成機関が決定しています。
項目 | 時間数 |
---|---|
職務の理解 | 6 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9 |
介護の基本 | 6 |
介護・福祉サービスの理解と医療の連携 | 9 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6 |
老化の理解 | 6 |
認知症の理解 | 6 |
障害の理解 | 3 |
こころとからだのしくみと生活支援 | 75 |
講義の振り返り | 4 |
合計 | 130 |
上記の内容と別に、筆記試験による修了評価(1時間程度)が実施されます。
70点以上で合格です。
70点以上って、難易度はどのくらいなんでしょうか?
次では介護職員初任者研修の難易度をお話します。
介護職員初任者研修の難易度
70点以上と聞くと、大丈夫なのと考えますが大丈夫です。
70点を取るまで何回も試験をしてくれます。
また、毎回の研修の後にプリントを配布して大切なポイントを繰り返し勉強するようになっています。
そのために、効率よく勉強をすることが可能です。
私が受講したのは、ハローワークが主催した初任者研修でした。
55歳以上が対象でしたので、10名程度で和気あいあいと楽しみながらの研修でした。
修了試験では、全員が70点以上で合格でした。
その後も、気のあった人たちと連絡を取りながらほとんどの人が就職先を見つけることができました。
もちろん50代の人は正社員で働いています。
私は子供の健康保険の扶養にはいっていますので、週30時間以下で雇用保険にも加入してもらっています。
まとめ:介護職員初任者研修の資格を持っていたらすぐに就職できるの?
資格があるのとないのでは就職の難易度は全く違ってきます。
私のようなすでに60歳を過ぎていても、すぐに仕事を見つけることができました。
また、職場の雰囲気もとても良く、人間関係にもとても満足しています。
すごく働きやすい職場です。
人生100年と言われている時代、年金だけで生活できない人は一日でも早く介護職員初任者研修の資格を取得しておきましょう。
あなたの人生の役に立つことは間違いありません。