デリケートゾーンの悩みというのはなかなか人には相談しにくいものです。
出産を経験していても、やはり恥ずかしいという気持ちになりますので、独身であれば、
なおさら恥ずかしくて病院にいくのもためらってしまうという人も少なくはないでしょう。
しかしそのかゆみというのは自宅でのケアで改善できるものもあれば、何か病気にかかっている場合もあります。
デリケートゾーンがかゆかった場合に、どんなかゆみだったら病院に行ったがいいのかについてお話しします。
そのかゆみ、どんなかゆみですか?
一言でかゆみと言っても、軟膏を塗って治まるかゆみと、かいてもかいても収まらない痒みがあります。
特にデリケートゾーンというのは粘膜の部分なのでとても繊細です。ですから、痒い場合はかいたらいけないことは誰でも知っています。
感染症にもかかりやすいですし、悪化すれば取り返しのつかない事態を招くことにもなります。
異変を感じたらまずは病院で診てもらうという意識がとても大切です。
かゆみはどんなことが原因で起こるのでしょうか?
かゆみの原因
- 蒸れ
- 汗
- 下着
- 感染症
蒸れ
まずかゆみの原因として多いのが蒸れです。
特に生理中であればナプキンをあてているため、それによって蒸れてしまいかゆみにつながってしまうケースです。
汗
夏の汗をかきやすい時期も蒸れやすい傾向にあります。こうした蒸れを放っておくことによってデリケートゾーンがかゆくなるだけではなくかぶれにも発展してしまう恐れがあります。
下着
身に着けている下着が自分の肌に合っていないというのも原因として考えられます。通気性のいい生地を選びましょう。特に化学繊維のものは避けるようにしましょう。
感染症
最も大変なのがカンジダなどの感染症が原因となっている場合です。
デリケートゾーンの粘膜部分に発生する特有の感染症であり、かゆみだけではなく強い痛みなども症状としてあげられます。
トイレに行くのも座っているのも痛いという症状があるため、必ず病院での治療が必要となります。
このようになったら、必ず病院での治療が必要になります。
でもいったいどの程度の痒みの場合に病院に行けばいいのでしょうか?
かゆみ対策を行いながらかゆみの状況で判断しましょう。
かゆみ対策
かゆみ対策として自宅でもできることはたくさんあります。
例えば
- 生理中は蒸れにくいナプキンを選ぶ
- こまめにナプキンを取り換える
というだけでも違います。
更にトレイに行った際には
- ウォシュレットを使用する。
- ウェットティッシュで陰部を拭く。
なども有効です。
どんな対策においても言えるのは「陰部を清潔に保つ」ということです。
清潔に保とうとすることによって様々なトラブルの対策になるだけではなく、臭い対策にもなります。
しかし清潔を保つためとはいえ陰部を洗いすぎるのは禁物です。石鹸などは洗浄力が強いため、洗いすぎると元々陰部に存在している善玉菌を洗い流してしまう恐れがあります。
洗いすぎにならないように注意し、症状が気になるようであれば市販されている軟膏を使用してみるというのも選択肢のひとつです。
様々な原因が考えられるのですが、一体何が原因なのか、またかゆみが発生した場合にはどうすればいいのか。
答えは1つです。
まずは産婦人科を受診するようにしましょう。
産婦人科を受診すれば内診によってデリケートゾーンをきちんと診察してくれます。
また産婦人科は妊婦さんだけを対象にしているわけではなく、生理不順やデリケートゾーンの悩みや感染症などの治療にも対応しているため、安心して相談することができます。
病院によっては男性医師である場合も多いのですが、どうしても抵抗があるという場合には女性医師が担当してくれる病院を選ぶとよいでしょう。
まとめ
デリケートゾーンがかゆくなった場合は、
市販の軟膏を使用してみたり、下着をかえてみたりなど自分でできる対策を行ってみましょう。
そういったことを試してみても改善されない場合は、あまり我慢をせずに早めに産婦人科を受診しましょう。
嘘みたいにかゆみが治まることがありますので、痒くってたまらないという方は早めに受診してくださいね。