獣臭いといわれます。
どんどん暖かくなり、陽気につられて公園でのんびりするという機会も増えてくると思いますが、その時にワンちゃん達もお散歩で公園に出かけてきます。
可愛いワンちゃんや躾が行き届いているワンちゃんが多いのですが、たまに飼い主さんに獣臭い人がいます。
しばらくすると慣れるのですが、やはり最初は戸惑ってしまいます。だってすごく感じがいい人なのです。
とても素敵な人なのに、とても残念です。
獣臭って?
獣臭は動物のにおいのことです。
犬の臭いやヤギの臭いと言われることもあります。
ペット屋さんや動物病院に行くと最初は鼻をつまみたくなるような事ってありませんか?
体から獣臭がする原因は?
体から獣臭がする原因は、ペットを飼っているからと思われる人も多いと思いますが、
ペットを飼っている人が動物臭いかと言うとそんな事はありませんし、ペットを飼っていない人でも動物臭いにおいがする人もいます。
私も、動物が大好きで長男が生まれる前からヨークシャテリアを飼っていました。子供達も動物大好きに育ってくれて、動物に対する愛情や思いやりもあります。
では、私たちが動物臭かったかというとそんなことはありません。
むしろ、家に訪問したすべての方がワンちゃんを見て、「動物飼っていたの?動物の匂いが全然しないからびっくりした。」と言われていました。
獣臭の原因は、脂質や脂肪酸が酸化して出来た物質(脂質過酸化生成物)が原因物質となっていると考えられています。
体から獣臭がする原因は、不潔にしていることと食生活です。
もともと動物は、お風呂に入ることがありません。ですから汚れや埃がそのままになってしまい、獣臭い臭いを発します。
肉類や脂質類が多い食事をとっていると、体内に脂肪酸が蓄積し、その一部が皮脂腺から分泌されるため体臭が獣臭いと感じるのです。
獣臭い臭いの対策
- 清潔にする。
- 脂質類や肉類を取り過ぎない。
- 抗酸化物質を取る。
です。
清潔にする。
ペットはいつも清潔なのに、飼い主さんだけ動物臭いことや、犬や動物を飼っていないのに動物臭いにおいがすることがあります。
そのような場合は不潔にしていることが原因かもしれません。
きちんと入浴し体を清潔に保っていれば、動物臭い臭いは消えていきます。
私は、先ほども話したようにワンちゃんを飼っていました。
そのワンちゃんは次男が小学3年生のときには死んでしまいました。
次男が中学校に入ったときぐらいから、とても臭くなりました。毎日お風呂にも入っているのですが一体何が原因なのか全然見当がつきませんでした。
小学校の頃は、長男と次男は一緒にお風呂に入っていたのですが、長男が中学校に入ってからは別々に入るようになっていました。
長男と一緒に入ってた頃は、長男から怒られるのできちんと石鹸をつけて体を洗っていたのですが、自分1人でお風呂に入るようになると、浴槽につかるだけで体を洗っていなかったのです。
体から動物臭いにおいがするのは、このように不潔にしていることが原因だと考えられます。
脂質類や肉類を取り過ぎない。
先ほどもお話ししたように、体臭の最大の要因である皮脂腺やアポクリン腺からのニオイ物質の元はほとんど「脂質」からつくられています。
脂質の多い食べ物を調べてみましたので参考にしてみてください。
脂質類が多い食べ物
脂質は、油脂、脂肪の多い肉、乳製品、ナッツ等に多く含まれます。脂質が多いとカロリーも高くなります。食品100g当たりの脂質の含有量
- マーガリン 81.6
- バター 81.0
- マカデミアナッツ 76.7
- マヨネーズ 75.3
- 松の実 72.5
- くるみ 68.8
- 牛バラ肉 50.0
- 牛肉サーロイン 47.5
- 生クリーム(乳脂肪) 45.0
- あんこうのキモ 41.9
- 生クリーム(植物性) 39.2
- ベーコン 39.1
- 豚バラ肉 34.6
- 卵黄 33.5
- 油揚げ 33.1
- サバ開き 28.5
- ウインナー 28.5
- マグロトロ 27.5
- フライドポテト 27.4
ラードやバターなどの「動物性の脂肪酸」は皮脂腺やアポクリン腺の活動を過剰に刺激しますので控えめにするべきです。
ここで、注意すべき点は動物性の脂肪酸ということです。
動物性脂肪酸は、牛肉にたくさん含まれていますので牛肉を鶏肉に変えるなど食生活の工夫が必要です。
リノール酸は体内で酸化して過酸化脂質になりますので、リノール酸が入っているサラダオイルを使うのも控えめにしましょう。
サラダオイルのかわりにオレイン酸が多く含まれるオリーブ油を使うようにしましょう。
また、動物性のタンパク質をとっている人は、植物性のタンパク質であるナッツ類や大豆類に置き換えていきましょう。
抗酸化物質を取る。
私たちは呼吸をしているだけで活性酸素を生み出しています。
この活性酸素は、老化物質と言われているように体をどんどん錆びさせてしまいます。
また獣臭い体臭の原因物質を作り出しています。
抗酸化物質をとることが大事なことですが、どのような食品に抗酸化物質が含まれているのでしょうか?
抗酸化物質を多く含む食べ物
ビタミン
- ビタミンA(βカロテン)・・ピーマン・かぼちゃ・にんじんなど緑黄色野菜全般
- ビタミンC・・柑橘系の果物・いちご・ブロッコリー・芽キャベツ・じゃがいも
- ビタミンE・・アボカド・ナッツ類・ゴマ油
ミネラル
- 亜鉛・・・牡蠣・レバー・牛肉・小麦胚芽・玄米
- セレン・・魚介類全般・大豆・玉ねぎ・にんにく
ファイトケミカル
果物や野菜の色素、素材の辛味の成分で、抗酸化作用が優れています。
- ポリフェノール・・ブドウ・ブルーベリー・プルーン・柿・生姜
- リコピン・・トマト・スイカ
- カテキン・・緑茶
注:野菜、果物、豆類、芋類、海藻、お茶やハーブなど、植物性食品の色素や香り、アクなどの成分から発見された化学物質です。紫外線や害虫などから自らを守るために作りだしている「色」「香り」「苦み」といった、今まで栄養素とは考えられていなかった成分です。
このように、抗酸化物質を含む食べ物は食品のいろいろなものに含まれています。きちんとバランスのとれた食生活の場合はそれほど心配することもありませんが、インスタント食品や偏った食生活が多い方は、食生活の見直しをおすすめします。
まとめ
ペットを飼っていてもいなくても、体から獣臭がする原因は、
- 不潔にしている。
- 脂質の多い食べ物をとっている。
ことです。
まず最初に清潔にする事が第一です。
年齢を重ねると加齢臭も出てきますので、獣臭と加齢臭のダブルパンチでしたらだれも近寄ってこないと思います。
年を重ねれば重ねるほど清潔にしていおかないといけません。
また食生活の見直しも大切です。
スタミナを得るためにお肉を食べるのもいいんですがほどほどにしておきましょう。
臭い対策には、
大島さんのおなら臭が3日で臭わなくなったモリンガがお勧めです。