亜鉛は体に必要よね?と言われますが、いったいどれくらいの量が必要なのでしょうか?
亜鉛が少ないと口臭の原因となるそうです。
このページでは
- 一日に必要な亜鉛の量
- 亜鉛が沢山含まれている食べ物
- 亜鉛の働き
- 亜鉛が足りないとどうなるの?
について、調べてみました。
亜鉛は男性にも女性にも必要だといわれています。
亜鉛の必要量なども調べていますので、参考にしてくださいね。
亜鉛の必要量は?
亜鉛が1日に必要な推奨量は、
成人男子推奨量:12㎎
成人女子推奨量:9㎎とされています。
妊婦はこれに+2㎎、授乳婦は+3㎎の付加量があります。
亜鉛は体内では生成できない成分の一つになるため、毎日のように食品から摂取しなくてはなりません。
現在日本人は、によると、成人の場合、男性で平均8.9㎎/日、女性で平均7.3㎎/日の亜鉛を食事から摂取しています。
推奨量と比べると摂取量は足りていないことが分かると思います。
では亜鉛を多く含む食品にはどのようなものがあるのでしょうか?
亜鉛を多く含む食品
100gあたり亜鉛含有量 単位:㎎
- 牡蠣(生) 13.2
- ビーフジャーキー 8.8
- パルメサンチーズ 7.3
- 煮干し 7.2
- 豚肉(レバー) 6.9
- 松の実 6.0
- ゴマ 5.9
- アマランサス 5.8
- カシューナッツ 5.4
- ほや 5.3
- 凍り豆腐(乾) 5.2
- 牛肉(肩) 4.9
- カニ缶 4.7
- 牛肉(肩ロース) 4.6
- 牛ひき肉 4.3
- 牛肉(テール) 4.3
- たいらがい 4.3
- 牛肉(ひれ) 4.2
- 卵黄 4.2
- 牛肉(もも) 4.2
- タラバガニ 4.2
- ローストビーフ 4.1
の順となっています。
亜鉛は体の作ることができない成分ですので、どうしても食品からとる必要があります。
しかし、毎日牡蠣や豚レバーばかり食べるわけにはいきませんね?
食品には旬がありますので、年中牡蠣がスーパに並んでいるわけではありません。
となると、どうしても手軽に摂取できるサプリメントに頼らざるを得ないようになります。
でも、亜鉛は、体の中でどんな働きをしているのでしょうか?
亜鉛はどんな働きをするのでしょうか?
亜鉛は基本的には、300種を超える様々な酵素に必要な成分で、酵素の働きに欠かせないミネラルです。
そのうち細胞の新陳代謝に関わる酵素を構成する重要な成分です。
亜鉛の働きは
- 味覚を正常に保つ効果
- 成長を促進する効果
- 抜け毛を予防する効果
- 生殖機能を維持する効果
- 二日酔いを防ぐ効果
- 生活習慣病の予防・改善効果
- 二日酔いを防ぐ効果
があります。
亜鉛は、私たちの体の中に2.3g(2300mg)あるそうです。それが、血液や皮膚、そのほか新陳代謝の盛んな細胞に多く存在しています。
亜鉛が不足するといったいどうなるのでしょうか?
味覚障害・皮膚炎・脱毛・爪の斑点・胃腸障害・免疫機能の低下・下痢・貧血・精神障害などがありますが、男性の場合は精子の数の減少などがあります。
女性の場合は妊娠中に亜鉛不足になると、胎児の成長不良や奇形となる可能性があります。
また、子供の成長期に亜鉛不足となると身長や体重の発育に遅れがみられることがあります。
亜鉛が多すぎると、どうなるのでしょうか?
普段の食事で亜鉛を摂りすぎるということがほとんどないために、健康が脅かされるということは、ほぼありません。
薬で亜鉛を取っている場合には、摂りすぎると急性亜鉛中毒になることがあります。
その場合は、めまい、吐き気、胃障害、腎機能障害、神経症が起こります。
継続的に亜鉛摂取が過剰になると、活性酸素を消してしまうSOD酸素の働きが鈍くなります。
老化がより進むこともあります。
SOD酸素については、
肌老化の原因は活性酸素だった。抗酸化物質、SOD酸素で防ぐ?
に詳しくお話ししていますので、参考にしてください。
亜鉛と口臭の関係
亜鉛が不足すると味覚障害が起きるといいましたが、食事の味は、舌に分布する”味雷”(みらい)という細胞で感じています。
しかし、この味蕾は亜鉛が不足すると、新しく作り出すことができなくなってしまいます。
古くなった味蕾のままで食事をすると、味がよくわからなくなったり、おいしく感じられなくなり味覚障害が起こります。
このように味覚障害は、味を感じる味蕾が新しく作り出されなくなりて起こりますが、この味覚障害は、嗅覚の異常を伴うこともあります。
その場合は口の中の異臭を感じたり、稀には体臭が変わったように感じることもあります。
口臭をなくすには?
亜鉛不足で口臭を感じる場合は、亜鉛を摂取するようにしましょう。
食品から亜鉛を摂りすぎても、私たちの体には非常に毒性が低いといわれています。
普通の食事では亜鉛を摂りすぎるということはほとんどありません。
先ほど亜鉛が多く含まれている食品を紹介していますので、できるだけたくさん食事に取り入れるようにしてください。
また、牡蠣や牛肉以外には玄米ご飯・納豆にも含まれています。
ここで、フィチン酸の問題が出てきます。
フィチン酸の問題
ぬかや玄米に含まれているフィチン酸は人体に必要なミネラル、特に鉄分と亜鉛、そして少々のカルシウムとマグネシウムと強く結合する性質があります。
このような性質のために人体にとって有用なミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなど)と結びついて小腸で吸収されずにそのまま排出されるというものです。
もしフィチン酸がミネラル欠乏を起こすなら、玄米やぬかよりフィチンが多く含まれている小麦や大豆などを食べてもミネラル欠乏を起こしそうなものですが、そのような話は聞いたことがありません。
現在では糠などに閉じ込められた状態ではミネラルの吸収に問題が見られないことがわかってきた。ただし、ミネラルが著しく少ない食事において、フィチン酸が大量の場合にミネラルの吸収を阻害する可能性があり、この作用は必須ミネラルの摂取量が著しく低い発展途上国の子供のような人々には好ましくない。 ウキペディア フィチン酸より引用
亜鉛は私たちの体には必ず必要なものなのです。
亜鉛は体の中では作り出せませんので、毎日食事から摂る必要があります。
しかし、毎日牡蠣を食べるわけにはいきませんし、パルメサンチーズにもたくさん含まれてるといっても100gも食べきれませんし、カロリーも気にしなくてはならなくなってしまいます。
となるとサプリメントで補うというのが最も合理的です。
お勧めの亜鉛サプリメント
ここからは、亜鉛サプリメントを3種類紹介します。
【海乳EX】
海乳EXは新鮮でプリプリの広島県産の生牡蠣エキスを濃縮したサプリメント。
1日2粒で生牡蠣5個分(牡蠣7個で約13.2mg)の亜鉛を摂取できます。
牡蠣に含まれているアミノ酸19種、ミネラル14種、ビタミン6種、グリコーゲン、タウリンなど他の成分もたっぷり摂取する事ができます。
【贅沢亜鉛牡蠣のチカラα】
贅沢亜鉛牡蠣のチカラαは広島県産の生牡蠣エキスを濃縮したサプリメントです。
1日3粒で生牡蠣6個分で約16mgの亜鉛を摂取できます。
ペルー産のマカと高麗ニンジンを配合
価格的にみると、継続するのなら負担が少ない、海乳EXがお勧めです。
注意してほしいのが、亜鉛は食事から摂る分については過剰にとりすぎても毒性が少ないとお話ししました。しかし、慢性的に過剰に摂りすぎると活性酸素を除去してくれるSOD酸素の活性化を脅かしてしまいます。
つまり、現在日本人は、厚生労働省の国民健康・栄養調査(平成20年)によると、成人の場合、男性で平均8.9㎎/日、女性で平均7.3㎎/日の亜鉛を食事から摂取しています。
つまり、推奨量は
成人男子推奨量:12㎎
成人女子推奨量:9㎎
ですので、不足分だけサプリメントで補うように考えないといけません。
男性は3.1㎎、女性は1.7㎎を補うということです。
1日の上限量は30㎎とされています。
しかし、上限量は明確に定まっていません。
1日に50㎎以上摂ると発がん性を疑う指摘もありますので、むやみにとりすぎる事はやめておきましょう。
お勧めのサプリは
まとめ
ここまで、亜鉛の必要量や沢山含まれている食材、亜鉛の働き、亜鉛が少ない場合にどのようになるかを紹介してきました。
食材で取るのが難しい場合はサプリメントもおすすめです。
ご自分に合う亜鉛サプリを試してくださいね。