運動不足は体に良くないと誰でも知っています。
特にお盆や年末年始などは、ごちそうでおなか周りが気になる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
運動を全くやっていないと、おなかのあたりにぷよぷよと余計にものがついた気するのは、私だけでしょうか?
いつものように週に3回くらい、体を動かしているほうが、なんとなく調子がいいなと感じます。
この記事では、運動不足がお肌にもたらす影響についてお話しします。
日頃からお肌のお手入れをしているのに、いまいち垢抜けないという方や運動をしなくっちゃと思いながら踏み出せない方など参考にしてくださいね。
運動不足が肌に与える影響
運動不足が肌に与える影響は計り知れないものがあります。
運動不足だけで、こんなに肌に悪い影響があるなんて、驚きですね。
ひとつづつ、詳しく説明していきます。
血行不良になると新陳代謝が滞ります。
私たちの身体は、60兆個にも及ぶ細胞で構成されています。
細胞が正常に機能するためのエネルギーとなる“栄養分”や”酸素”を運んでいるのが血液です。
この血液の流れ、すなわち「血行」が悪くなると、細胞の働きも滞り、様々なトラブルが起こってきます。
顔の血行不良によって起こる代表的な肌トラブルのひとつにくすみがあります。
皮膚の新陳代謝が悪くなることで角質が厚くなり、メラニン色素が沈着して肌の透明感も失われてしまいます。
血行を良くするためには、よくマッサージして温めることがポイントです。
温めることで体温が高くなり、血行が良くなります。
反対に体温が低下すると体内酵素の機能も落ちてしまい、それに伴って免疫力も落ちてしまいます。
風邪をひきやすいなどいろいろな病気にかかりやすくなります。
ターンオーバーが不規則になり、新しい細胞の生産が停滞する。
肌のターンオーバーのことはご存知ですよね?
新しい肌生まれ、14日間で成長して、その後14日間で肌の表面まで出てくるので、今まであった古い肌は、垢として剥がれ落ちてしまう。
これが肌のターンオーバーです。28日というのは20代の女性の話です。
私のように60代となると、ターンオーバーの周期が100日かかるようになります。
運動をしていると、血液の流れが促進され、体の隅々まで新しい肌を作る栄養が行き届きます。
年齢を重ねると、ターンオーバーの日数が余計にかかるようになるのですが、運動不足だと血行が悪くなり血液が停滞してしまいます。
すると、新しい細胞を作る栄養が体の隅々までとどかなくなり、肌のターンオーバーの機能が低下してしまいます。
すると、冷え性になり、クマができやすくなります。
また、古い角質がいつまでも肌にとどまっていますので、肌の透明感がなくなり、角質が重なって、お肌がくすんできます。
ついには、古い角質が肥大化していまいます。
肌の張りや艶が失われていきます。
いつまでも、シミが薄くならないのはこのためで、いつの間にかシミがお肌に沈着してしまいます。
老廃物が体外に排出されない。
代謝が低下することで、老廃物を体の外に排出する力が鈍ってきます。
すると体の中に老廃物がたまってきます。
それが原因でシミや吹き出物やニキビとして肌に現れてきます。
老廃物などの組織液はリンパ液となって流れていきます。
血行が良くないとこのリンパ液の流れも滞ります。
肌の老廃物は耳下腺からリンパの流れに沿って流してやるようにしましょう。
老廃物は8時間でたまるそうですから、朝のスキンケアの時と入浴後には必ず老廃物を流すようにしましょう。
継続することで、顔のむくみも少なくなってきます。
便秘体質になり、むくみや肌荒れ体質になる。
体に老廃物がたまると腸内環境が悪くなります。
便秘体質となり、むくみやすい体つきとなり太りやすく、肌荒れがしやすい体質へとなっていきます。
腸内環境が悪くなると、血液中に悪臭が入り込み、口から出る場合はそれが口臭となり、汗から出る場合は体臭となります。
便秘を改善するためにサプリメントなどを利用する人がいますが、食生活の改善と運動を取り入れることが便秘解消のためのいちばんの早道です。
成長ホルモンの分泌が妨げられ、老化が促進される。
現代人の生活の特徴は体は動かさないのに頭はとても使っていることがあげられます。
そうすると自律神経を乱して、不眠症や気分が落ち込んだりして、ついには精神的に不安定になる人も出てきます。
そうすると、不眠によるストレスや肌荒れなどの影響が出てきます。
また寝ている間に出てくる若返りの成長ホルモンの分泌が悪くなり、お肌の若返りもできないまま、老化が促進されることがあります。
でも運動を日常生活の中に取り入れるだけで、あなたの肌も美肌になるのです。
次からは、どんな運動を取り入れたら肌が美しくなるのかをお話します。
どんな運動を取り入れたら肌が美しくなるの?
散歩とか軽い運動は有酸素運動で、筋肉を鍛える運動が無酸素運動といわれています。
有酸素運動の特徴
有酸素運動は、運動量も軽く長時間継続して行えることができる運動のことです。
有酸素運動は新陳代謝を活発にし、年齢を重ねた人にも継続できる軽い運動で美容にも効果的だと言われています。
無酸素運動の特徴
無酸素運動は、体に活性酸素を発生させ、肌の酸化を促進しますので美容には大敵だと言われていますが、若返りのホルモンである成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは、私たちの体の中に存在するホルモンの1種で若返りホルモンとも呼ばれています。
成長ホルモンの効果は、
- 筋肉量を増加させる
- 免疫力の強化
- 骨の強化
- 脂肪をエネルギー源として使いやすくする
- バストアップ効果
このような効果がある成長ホルモンは、主に無酸素運動で多く分泌されることがわかっています。活性酸素を発生すると言うだけで無酸素運動を取り入れないのはおすすめできません。
有酸素運動にはどんな運動があるのでしょうか?
ウォーキング
手軽に始められるウォーキングは有酸素運動の中でも人気があります。姿勢を正しくし、大きな歩幅で早く歩くのが効果的です。
30分程度行いましょう。
ジョギング
ウォーキングと同じく、手軽に始められる運動の1つです。短時間で血行が良くなりますで、美容効果が期待できます。
慣れるまでは、 5分ほどのジョギングから始め、徐々に体を慣らしていきましょう。
スピードを上げるとランニングになりますが、ランニングは無酸素運動になりますので、ゆっくり走ることを心がけましょう。
水泳
足腰に負担がかからないために、膝を痛めてる方や腰痛の方にも気軽に取り組める人気のスポーツです。
水圧によって血行が促進されますので、水中でウォーキングするだけでも効果的です。
また脂肪燃焼効果も高いので、ダイエットにも効果的です。
おすすめの無酸素運動
無酸素運動と言うと筋トレだと思っている方が多いようですが、自宅で簡単に出来る酸素運動にはスクワットがあります。
お相撲の”しこ”と同じような効果が期待できます。
貴乃花関が”しこ”でダイエットしたのは有名なお話です。
有酸素運動と無酸素運動の組み合わせ方
無酸素運動を先にやり、その後有酸素運動を行うのが効率的です。
自宅でなら、スクワットを先に行ない、その後ウォーキングをするというような流れになります。
体育館などに筋トレ用のマシンが置いてあるところでは、先に筋トレを行いその後ウォーキングマシンを使ってのウォーキングなどもお勧めします。
まとめ:肌年齢を若くするには、運動するといいって本当?
運動不足は、体だけではなく、肌にも影響があります。
肌年齢を若くするには、
- 有酸素運動と無酸素運動を組み合わせる
- 成長ホルモンの分泌も促す
- 血行も良くなりターンオーバーも活性化
- 美肌になる
ことを紹介してきました。
生活の中に、運動する時間を30分ほど取り入れて、いつまでも若々しい素肌を手にしましょう。
私は、ふとしたことで膝の痛みを感じるようになり、去年の夏から近所のスポーツクラブに通っています。ピラティスや体感を鍛える物トレーニングに参加していますが、汗をかきやすくなりました。
いつの間にか膝の痛みも感じないようになってきました。それだけ血行が良くなってきたということなのでしょうか?
体を動かすことが苦痛でないようになってきました。 美肌のためにもずっと続けていきたいと思っています。