トレチノインクリームの副作用
私は左の頬に目立つシミがありました。
そこで、ハイドロキノンとトレチノインを使ってシミを薄くしようと思いました。
というのも、美白作用のあるスキンケアを使っていたのですが、シミはほとんど薄くなってくれません。それどころが、季節を重ねるごとにだんだん濃くなっているような気がしてなりませんでした。
今日はトレチノインクリームの体験談と副作用についてお話ししたいと思います。
わたしがトレチノインに関心を持ったきっかけ。
私は、ずっと営業の仕事をしていました。
朝メイクをしたら夕方までそのまま、化粧直しをする暇もなく、一日過ごしていました。そのころは朝、日焼け止めを塗っていたので、一日中効果が持続すると思っていたのです。
紫外線対策は、朝塗っていた日焼止めだけだったのです。
ある日突然左の頬がかゆくなってきました。当り前のように掻いていたら、色素沈着したようでシミができていました。
最初はファンデーションで隠していました。
ところが、シミは薄く成るどころがどんどん濃くなっていったのです。
それで、ファンデーション+コンシーラーで隠していたのですが、 そのうちにコンシーラーでもシミが見えるようになって来たのです。
このままだったら、ファンデーションの厚塗りになってしまうと思って、顔のシミを薄くするにはどうしたらいいかとネットで調べてみました。
すると、ハイドロキノンと、トレチノインが効果的だという事が分かったのです。
以前、アレルギーや帯状疱疹で通院してた皮膚科がありましたので、そこで「シミを薄くしたい。」と相談しました。
すると、「美容皮膚科は自由診療だから、自分の所は保険診療をしているので出されないので美容皮膚科に行くように。」と言われました。
私は何となく自由診療という言葉が怖くて 数万近く取られるんではないかと感じました。
数万も出すぐらいだったらレーザー治療を受けた方が早いと思ったのです。
しかしレーザー治療も治療した後にきちんとケアしないといけないというようなことも聞き 結局ハイドロキノンクリームを通販で購入したのです。
ハイドロキノンクリームを使ってみたら・・・。
楽天で購入したのは、プラスキレイのハイドロキノン4%クリームです。
シミの部分に塗ればいいんだと思って塗り始めたのですが、しばらくしても何の変化もありません。
使い方が悪いのかとと調べていたら、トレチノインと一緒に使うとより効果的だというのが分かりました。
トレチノイン治療とは?
トレチノインは、ビタミンA誘導体であるトレチノインという薬を肌に塗ることで、ターンオーバーを促進しアンチエイジング・美肌効果・若返り効果があります。
トレチノインは古い角質を剥がし、コラーゲンを刺激することで肌のターンオーバーを正常なサイクルへと促します。
肌の潤いや弾力を取り戻すだけではなく、表皮の基底層に沈着したシミ(メラニン色素)を肌の表面までどんどん浮き上がらせ、ついにははがしてしまいます。
肌のシミだけではなく、しわの解消にも効果があります。
トレチノインクリームを注文しました。
そこで、Amazonで購入したのが、下の写真のトレチノインです。
国産のものではなく海外からの直送されてきました。
私のトレチノインクリームの使い方
洗顔→化粧水→美容液→トレチノインクリームをシミの部分にはみ出さないように塗る→その後しばらくしてハイドロキノンクリームをトレチノインより一回り大きく塗っていました。
このようなことを1週間続けていたころでしょうか、赤くなり、かゆみが出てきました。
ネットで調べていると赤くなりかゆみがあるのは当たり前だと書いてあったので、効果が出てきていると思いそのまま塗りつづけていました。
そしたら次は水泡みたいなのも出てきました。
これではいけないと思い皮膚科に行きました。
湿疹が出てきてるので塗ってる薬はやめるようにと言われました。
そしてその時に、色素沈着も起こっていると言われたのです。
シミを薄くするためにと思って通販で買ったハイドロキノンとトレチノインが、色素沈着まで起こしてしまいました。
トレチノインの副作用
トレチノインはアメリカのFDAにも認可されているお薬ですが、日本では市販されていません。
購入するとしたら皮膚科や美容皮膚科などでしか手にはいりません。
トレチノイン治療は、効果も高い反面リスクもあります。
トレチノインを使った副作用がどんなことがあるのか、どんな症状が出るのかなどをきちんと理解して使用しないと私のように後悔しても後悔しきれないようになります。
炎症の症状が出てくる。
わたしの体験でもお話ししましたが、赤みが出たり、かゆみが出てきたりしてきて、しばらくしたら皮がボロボロ剥けてきます。
これは特別なことではなくトレチノインがターンオーバーを促進する薬ですから、あたり前に現れる症状です。
しかし、私のように水泡が出たりするときは、早めに皮膚科を受診してください。
もしかしたら、使用しているトレチノインの濃度が濃すぎるのかもしれません。
個人輸入して使用する場合は、濃度が薄いものから使用するようにしましょう。
私は、自分勝手な自己判断で0.5%の濃度のものを購入したのですが、0.025%のものもあります。
濃度の違うものを用意していると、赤みが出たときなどもトレチノインの治療を中断しなくて済みます。
色素沈着が起きる。
トレチノインの反応が強い場合は、色素沈着が起こることがあります。
まさに私と同じ状況です。
このような場合は、濃度を薄くしたり、一時的に使用を中止してもいいと思います。
日焼けしやすくなる。
トレチノインを使っている期間中は、肌がとっても敏感になります。
私のように日焼け止めを塗るのを忘れると、かえってシミやくすみが黒くなることがあります。
自宅にいるときも必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
また、外出するときは帽子や日傘、サングラス、長そでの上着など紫外線対策を徹底しましょう。
耐性ができる。
頭痛がするときに頭痛薬を飲むと、すぐに頭痛が治ってしまいます。
ところが毎日飲んでいると聞かないようになってしまいます。
トレチノインも同じようにずっと使っていると効果がないようになってしまいます。
これを耐性と言います。
2~3か月使ったときに1か月休むと、次回使うときに効果が高まります。
トレチノインの副作用を避けるには?
ここからは、トレチノインで出る副作用を抑える方法を紹介します。
トレチノインを使う前に準備しておくだけで簡単にできますので、準備は怠りなくしましょうね。
濃度の薄いトレチノインから使用する
シミを早く薄くしようと濃度の濃いトレチノインを使う人がいますが、強い副作用が起こる可能性があります。
トレチノインは、濃度が違う種類が販売されています。
皮膚科で購入する場合は医師の指導ものとに使うようにしましょう。
先ほどもお話ししたように、トレチノインは0.025%の濃度からあります。
初めは一番薄い濃度のものから使用するようにしましょう。
トレチノインを薄めて使ってみましょう。
トレチノインを顔全体に使うには、濃度をうすめて使うことがおすすめです。
ハイドロキノンでトレチノインを薄めて使うことをお勧めします。
顔全体にも使えますし、クルーを数回繰り返して使うことで副作用が少なく効果的です。
トレチノインをうすめるお薬のことをブレンダーと言います。
ハイドロキノンを使っていいのですが、ハイドロキノンが手持ちになかったら、オバジのブレンダーがおすすめです。
トレチノインの効果を出すためにハイドロキノンと併用します。
トレチノインは肌に塗ることで真皮層のコラーゲンやエラスチン繊維を刺激し、代謝効果をアップしてメラニン色素を浮き上がらせます。
これに、ハイドロキノンがメラニン色素を作る酸素の働きを弱め、メラニン色素を構成するメラノサイトの数を減らすので、シミやくすみができにくい肌となるのです。
トレチノインの正しい使い方と治療の方法。
トレチノインクリームの使い方
- トレチノインクリームを使う前に肌を綺麗に洗顔する。
- ビタミンC誘導体ローションを塗る。
- トレチノインクリームをシミなどの部分に塗る。
- その後ハイドロキノンをシミとその周辺に塗る。
- UV対策を行う。
ビタミンC誘導体ローションは、化粧水にビタミンC誘導体が配合されているものをおすすめします。
もちろん、手持ちの化粧水にビタミンC誘導体を混ぜても作れます。
自分で作りたい人は、
KISO APS POWDER 10g 安定型ビタミンC誘導体100%パウダー で作ってみませんか?
UV対策は、絶対忘れないようにしましょう。夏場だけでなく一年中日焼け止めを使うようにするといいですね。
まとめ
トレチノインとハイドロキノンの組み合わせは最強の美白効果が期待できます。
はじめての方は、トレチノインの濃度が違うものを3種類くらい用意しておきましょう。ハイドロキノンは3本くらい必要です。
トレチノインを使っていると肌は慣れてきます。
トレチノインを塗って数日で、顔が真っ赤になってどんどん皮剥けしてきますが、皮剥けしない人もいます。
そんな時は濃度が濃いトレチノインを使います。
トレチノイン治療を成功させるには、濃度の違うトレチノインを用意することです。私のように水泡が出るのは濃度が強すぎるものを使ったからだと思います。
トレチノインは、
レチンAクリーム0.025%(トレチノイン)
2種類用意すると、トレチノイン治療もスムーズにできます。
私のようにトレチノインでシミが濃くなることもあります。
正しい使い方と濃度に注意しながらシミを薄くするように心がけてください。