子供がワキガのようでストレスなどがたまるとすっごく臭くなってしまいます。
今まで石けんやスプレーなどをいろいろ試してみたのですが、根本的な治療を行っておいたほうがいいと考えるようになりました。
となるとやっぱり気になるのは治療費のことです。
今日はワキガの治療費について調べてみました。
ワキガの治療の費用
ワキガが軽度の場合と重度の場合で治療方法が違ってきます。
軽度のワキガ
- ボトックス注射
- 電気凝固法
- ミラドライ
ボトックス注射
ボトックス注射は、美容整形でも使われているということでご存知の方も多いと思います。
ワキガに使うのは、エクリン汗腺を麻痺させて汗の発汗を少なくするというものです。
効果は半永久的でないために、半年に一度はボトックス注射をしないといけません。
また、ボトックス注射は基本的に保険適用外となりますので、5万から10万くらいかかります。
電気凝固法
電極針をワキ毛の1本1本に刺し、高周波電流を通して組織を熱凝固させるものです。もともとは脱毛法として考案されたものですが、皮脂腺やアポクリン腺も熱凝固で破壊されれば、ワキガ臭に対しても効果があります。
費用の目安は、施術範囲にもよりますが3万円からです。
ワキガの状態で数回治療を行う必要があります。
ミラドライ
電磁波でワキガや多汗症の原因である汗腺を破壊していく治療方法です。
皮膚を切開せずに、アポクリン腺を破壊することができます。
保険が適用されないため、自由診療で約30万からです。
中度から重度のワキガ
- 選徐法
- 皮下組織吸引法
- 超音波吸引法
- 皮下脂肪削除法
剪除法(せんじょほう)
ワキの皮膚を切開し、医師の目視下でアポクリン腺を取り除いていく手術です。
入院の必要はありませんが、傷が落ち着くまで1週間ほどかかります。
費用の目安は、保険適応で7万円、自由診療の場合は30万円ほどになります。
皮下組織吸引法
ワキの下に小さな穴を開け、そこから脂肪吸引する管(カニューレ)を通してアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺をかき出しながら吸い取ります。
傷口は目立たなく剪除法より広い範囲にアプローチできますが、アポクリン腺の完全除去は困難なことが多くアポクリン腺の根の部分が残っていると再発する可能性があります。
費用は保険適応で5万円、自由診療で15万円ほどです。
超音波吸引法
皮下組織吸引法をベースにした方法で先端に超音波を発生させ、その熱でアポクリン腺を破壊しながら吸引します。
全てのアポクリン腺を取り除くことは難しいと言われ、技術によって火傷や合併症のリスクがあります。
費用は18万円からです。
皮下脂肪削除法
皮下組織削除法は、脇の下を1cmほど切開して、カミソリの刃がついたローラーで皮膚を抑えながら皮下組織ごと削っていき、アポクリン腺やエクリン腺などを除去していく治療法です。
費用は20万からになります。
まとめ
ワキガは周りの人にとっても不快な思いをさせます。自分ではなかなか気が付かないといいますので、家族が注意する必要があります。
まずは、ワキガの程度がどの程度か知る必要があります。
ワキガの度合いによって治療方法が異なりますが、軽度のうちに治療することをお勧めします。
軽度の場合なら、日常生活の見直しなどで臭いが軽減することもあります。
本人もまわりも嫌な思いをすることがないように対処していきたいですね。